この前TVを見ていると、医療事故のニュースをやっていました。
何でもその事件は、患者の疾患に対してありえない薬を投与したため、起こった事件のようでした。
で、事故の原因を探っていくと、
- 医師がシステムに誤ってありえない薬を入力した
- その薬が看護婦によってそのまま患者に投与された
ということでした。で、専門家の人?がTVで「そんなありえないような組み合わせはシステムでチェックして事故を防ぐんだよ!!のようなことを言っていました。
確かに一理あります。以前あった株取引の単価と数量の入れ間違えによる事件も同じようなことが原因で起こっています。しかし、果たしてシステム対応だけでこういった問題は解決するといえるのでしょうか?この論理であれば、システムを導入するまでは事故が起こらなかったことになります。
仮にこのようなチェックを実施するようにすると、以下のような現象が起こります。
- 本当に間違ったような数値が入れられなくなる
- エラーメッセージ表示により操作性が悪くなる(と思われる)
- エラーに慣れてしまい、無意識にOKボタンを押下するようになる
- (少なからず)開発コストが上昇する
結局最後は、人間がチェックするそれしかないのだと私は考えます。もちろん人に優しいシステム構築というのはソフト開発する上では永遠のテーマだと思いますが。。。
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