先日、ASPのデバッグのため環境を作っていたのですが、ライセンスの都合上VisualStudioを入れることができず、意気消沈としながらデバッグ用のログを埋め込み作業をしていました。
とはいえ、Script Debuggerを使う気にはなれず、どうしたものかと調べてみると、Microsoft Office 2003などにスクリプトデバッグするツールが同梱されていることがわかりました(Officeのインストールでオプション指定が必要。Officeツール/HTMLソース編集/Web スクリプト編集)。
設定の仕方は以下のとおり(■:チェックボックス オン □:チェックボックス オフ)。
1.IEの設定 インターネットオプション[詳細設定]
□HTTP エラー メッセージを簡易表示する
□スクリプトのデバッグを使用しない(Internet Explorer)
□スクリプトのデバッグを使用しない(その他)
2.IISのサイトのプロパティ設定
ホームディレクトリの[構成]ボタン→アプリケーションの構成の[デバッグ]タブ
(1)デバッグのフラグ
■ASPのサーバー側のスクリプトのデバッグを有効にする
□ASPのクライアント側のスクリプトのデバッグを有効にする
(2)スクリプトのエラーメッセージ
●クライアントに詳細なメッセージを送る
○クライアントにテキストのメッセージを送る
3.デバッグ
(1)Script Edito起動(Office XPの場合)
C:\Program Files\Microsoft Office\Office10\MSE7.EXE
(2)プロセスにアタッチする
→タイトルが「Microsoft Active Server Pages・・・」
(3)スクリプトエディタの「デバッグ」→「ウインドウ」→「実行中のドキュメント」
ソースが表示され、ブレークポイントが設定できる
VisualStudioほど良くはありませんが、Script Debuggerに比べれば格段に使いやすいです。
ライセンスに困っている人は試してみる価値はあると思います。よ。
※:一度ブラウザでリクエストしないと、IISにキャッシュされないので、デバッグする場合は一度実行してからScript Editorを開いてください。